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ごあいさつ

担当 : 総務課 / 掲載日 : 2022/02/05

ようこそ町長の部屋へ


町長

 中土佐町は、県都・高知市より西に47キロメートル、面積193.28平方キロメートル、人口約6000人の町で、黒潮洗う太平洋に面した中土佐地区と、標高300メートル以上の清流四万十川源流域に広がる大野見地区で構成されています。両地区は、それぞれの歴史や気候風土によって独自の文化が醸し出され、私たちの先人達はその地域特性を生かしながらたくましく生きてきました。
 中土佐地区は、伝統的なカツオ漁法である土佐の一本釣りに代表される漁業と、温暖な気候を生かした施設園芸を中心とした農業などの一次産業に加え、港町として商業も栄えてきました。大野見地区は、寒暖差と清流の恵みを生かした水稲栽培や四万十ヒノキの産地として知られる一方で、精密機械工場や縫製業、水の製造工場などの工場誘致にも取り組んできました。このように、中土佐町は素晴らしい自然環境と、鉄道、高速道路、国道、港湾などの恵まれた社会資本を活かし、「自立・協働・連携」を基本理念として住民の皆様とともに幸せのまちづくりを進めています。
 まず、東日本大震災以降、「必ず助かる、命を守る」ことを至上命題として最も力を注いできた防災行政では、これまで日本最大クラスの津波避難タワーや76本の津波避難道、それぞれの地区への資機材倉庫や避難施設などを整備してきました。そして一昨年には、ハード整備事業の集大成ともいえる役場庁舎や消防庁舎、久礼保育所の新築移転を既存の久礼小学校と久礼中学校が立地する高台エリアに集結させ、有事の際のマンパワーや情報、被災住民のケアを一元管理できる体制を整えました。町ではこうしたハード事業に加え、家屋などの揺れ対策、自主防災組織を中心に官民一体で行う避難訓練や各種防災研修などのソフト事業を更に充実させ、これからも自然災害に負けない強靭なまちづくりを進めています。                                                                          
 産業振興面では、町の基幹産業である1次産業を充実させるため、大野見米や七面鳥、四万十ヒノキ、スラリーアイスを用い高鮮度で出荷するカツオのたたきなど、中土佐町ブランドの確立に向けた取り組みを進めています。
 また、交通インフラを生かした観光にも力を入れており、100年以上の歴史を誇る町の台所「大正町市場」、久礼湾に面し立地する「道の駅なかとさ」に加え、この度リニューアルオープンした全室オーシャンビューの湯宿「黒潮本陣」、「四万十源流の里」、「ライダーズイン中土佐」などの宿泊施設や、久礼湾を望む戦略性に富んだ「小草パークゴルフ場」など魅力あふれる施設がいっぱいです。
 福祉行政では、高齢化が進む中にあっても町の各地域が衰退しないように地域自治組織の推進や集落活動センターの整備、公共交通の無料化、あったかふれあいセンターやデイサービスセンター、小規模多機能型介護施設などの充実を図っており、誰もが住み慣れた地域で安心して住めるまちづくりを進めています。
 教育面では、学力向上のための中土佐検定や放課後学習指導、ふるさとを知り誇りを育むふるさと教育、地域との連携を強めるコミュニティースクールをはじめ、15歳までの医療費の無料化、高校生への通学や下宿費の補助などを行っております。そして、今年度からは子育て支援を強力に推進するため、保育料の無償化と小中学校の給食費の無償化に加え、小学校、中学校への入学準備金を創設しました。また、出産祝い金を第一子と第二子にそれぞれ10万円、第三子以降は30万円を贈ることとしました。この、他にもおむつ購入費などの助成をはじめ数々の支援メニューを取り揃えて子育て支援を行っています。そして、妊娠期から成人まで子育てに関する全ての業務を取り扱う「中土佐こどもセンター」、子育て世代を対象とした3LDK90平方メートルの戸建て住宅団地や分譲地も整備しており、子育て世代の皆様に安心して過ごしていただける環境が整っております。
 これからも中土佐町は、町民の皆様とともに「安心のまちづくり」の実現に向け、一歩ずつ着実に歩んでまいります。

町長  池田 洋光


このページに関するお問い合わせ

総務課


〒789-1301 高知県高岡郡中土佐町久礼6663-1
電話:0889-52-2211 

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