南海トラフ地震について
南海トラフ地震対策の基本理念
近い将来に発生が予想される南海トラフ地震から地域住民の生命を守るため、中土佐町では行政、地域、住民が一体となって対策に取り組んでいます。
特に津波対策では、逃げる対策(ソフト対策)と避難を助ける対策(ハード対策)の双方を効果的に実施し、住民のみなさまの理解と協力のもと、災害に強い中土佐町を目指します。
津波対策の基本方針
中土佐町では、以下の4点を津波対策の基本方針としています。
○「揺れたら逃げる」の徹底
○安全に避難ができる環境づくり(避難困難地の解消・揺れ対策 等)
○地域で取り組む防災対策(自主防災活動の活性化)
○防災拠点の強化
津波避難対策
〇津波避難路 76本
〇津波避難タワー 2基
〇防災資機材倉庫 3ヵ所
〇支援物資集積倉庫 1ヵ所
〇庁舎・消防分署・保育所高台移転(R3.1月)
強い揺れを感じたら
南海トラフ地震では、強い揺れのあと津波の襲来が予想されます。迅速な避難をするようにしましょう。
【地震発生時の防災心得】
- 自分の身の安全を守る。
- 揺れを感じたら、すばやく火の始末をする。
- あわてて戸外に飛び出さず、出口を確保する。
- 避難は徒歩で、持物は最小限にする。
- 狭い路地、塀のわき、がけ、川べりに近寄らない。
- 山崩れ、がけ崩れ、浸水に注意する。
※避難時には、ブレーカーを切り、ガスや水道の元栓を締めましょう。
過去の南海地震
684年11月28日 | (天武13年) | 白鳳地震 | マグニチュード 8.4 |
887年 8月26日 | (仁和 3年) | 仁和地震 | マグニチュード 8.6 |
1099年 2月22日 | (康和 元年) | 康和地震 | マグニチュード 8.0 |
1361年 8月 3日 | (正平16年) | 正平地震 | マグニチュード 8.4 |
1605年 2月 3日 | (慶長 9年) | 慶長地震 | マグニチュード 7.9 |
1707年10月28日 | (宝永 4年) | 宝永地震 | マグニチュード 8.4 |
1854年12月24日 | (安政 元年) | 安政地震 | マグニチュード 8.4 |
1946年12月21日 | (昭和21年) | 南海地震 | マグニチュード 8.1 |
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津波による人的被害を出さないためには、いかに早く確実に避難ができるようにするかにかかっています。そのためには、強い揺れを感じたらすぐに、住民一人ひとりが確実に安全な場所に避難できるよう、普段からの避難意識徹底や避難システムの確立を行う必要があります。
大きな地震の直後は、行政や消防は十分な機能が発揮できません。「自分の命は自分で守る」、「自分たちの地域は地域住民自らが守る」という【自助・共助】の意識の啓発を図り、住民自らが防災活動を実践していくことが何よりも重要ですが、本町のように多大な津波被害が想定される地域では、それとともに相互補完、相乗効果を求めた効率的な施設整備による対策【公助】が必要であると考えられます。
このページに関するお問い合わせ
総務課
〒789-1301 高知県高岡郡中土佐町久礼6663-1
電話:0889-52-2211