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中土佐町の文化的景観

担当 : 教育委員会 / 掲載日 : 2023/12/26

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海・山・川の豊かな自然と先人の英知と努力で形成された文化的景観をもつ町、中土佐町

山・川・海の自然に恵まれた町

高知県中土佐町は、前方に広大な太平洋を望み、後方山間部は全長196km四国最長・四万十川の上流域を担う山・川・海の3つの自然に恵まれた町です。

国の重要文化的景観に選定

中土佐町では平成21年~23年にかけて、町の複数の区域が国の重要文化的景観に選定されました。

四万十川流域の文化的景観-上流域の農山村と流通・往来-

中土佐町大野見地区を流れる四万十川流域の4つの区域が、国の重要文化的景観に選定されました。
【四万十川上流区域】平成21年2月12日選定
【島ノ川国有林区域】平成21年2月12日選定
【萩中川区域】平成23年2月7日選定
【下ル川区域】平成23年2月7日選定

久礼の港と漁師町の景観

中土佐町久礼の久礼港区域は、漁師町としては全国初の文化的景観に選定されました。
【久礼港区域】平成23年2月7日選定


中土佐町の文化的景観マップ

文化的景観とは?

文化財保護法第二条第1項第五号に以下のように定義されています。
『地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの(以下「文化的景観」という。)』
詳細は文化庁ホームページを御覧ください。

中土佐町の景観施策について

中土佐町では、現在以下のような景観計画や景観条例に基づく景観施策を行っています。
◆中土佐町景観計画
◇景観区域位置図
【大野見地区】・【中土佐地区】・【久礼地区】
◆中土佐町景観条例
◇中土佐町景観条例施行規則

中土佐町の文化的景観【主要な景観要素の写真一覧】

中土佐町の異なる地域における文化的景観
◆四万十川流域の文化的景観-上流域の農山村と流通・往来-(大野見地区)
◆久礼の港と漁師町の景観(久礼地区)
の景観要素の中で、主な景観要素についての写真を以下に掲載しています。詳細については、各地区別の特集ページをご覧ください。

【高樋沈下橋】 -大野見地区-


高樋沈下橋(大野見地区)

高樋(たかひ)沈下橋は、四万十川本流の最上流に架かる沈下橋で、通称「大股の沈下橋」ともいう。この場所には、元々頭首工(堰)が築かれていたが、下流に構築された新堰の影響を受けた板橋の浮き対策として、昭和40年に旧堰堤の上に造られた。

【久礼内港】 -久礼地区-


久礼内港(久礼地区)

久礼(くれ)港の内港は、久礼川の河口にある。久礼は古くから鰹漁や鰤漁が盛んであったが、湾口が外海に向かって大きく開き港としての機能が不十分で、わずかに小型船が久礼川口に出入りして用をなしていた。

【久万秋沈下橋】 -大野見地区-


久万秋沈下橋(大野見地区)

久万秋(くまあき)沈下橋は、四万十川本流に架かる第2番目の沈下橋。中土佐町大野見の久万秋集落と奈路集落を繋ぐ沈下橋で、昭和39年に架橋された。橋長49.0m、幅員3.0m。

【久礼外港】 -久礼地区-


久礼外港(久礼地区)

久礼湾は、南部の半島状に突き出した丘陵側から北に向かって浜堤が発達している。久礼八幡宮はこの浜堤微高地に鎮座、久礼港はこの浜堤防の北側に位置する。

【長野沈下橋】 -大野見地区-


長野沈下橋(大野見地区)

長野(ながの)沈下橋は、四万十川本流に架かる第3番目の沈下橋である。大野見地区を流れる四万十川本流の最下流に架かる沈下橋。右岸は槇野々集落、左岸は長野集落。昭和40年架橋。橋長32.0m、幅員1.5m。

【久礼八幡宮】 -久礼地区-


久礼八幡宮(久礼地区)

久礼八幡宮秋季例大祭は、土佐の三大祭りの一つにも数えられる。神事の一つ神穀祭(みこくさい)は農民中心の神事であるが、航海の安全と豊漁を願う漁民にとっても、久礼八幡宮は特別な存在である。

【奈路橋】 -大野見地区-


奈路橋(大野見地区)

奈路(なろ)橋は、郡道窪川線(現在の県道19号線)の着工に伴い大正4年に最初の橋が架橋。橋の右岸が奈路集落、左岸が吉野音羽集落。現在の奈路橋は昭和34年に架橋された鉄筋コンクリート橋である。

【久礼大正町市場】 -久礼地区-


久礼大正町市場(久礼地区)

大正町市場(たいしょうまちいちば)は、元々地元である久礼の台所としての役割が中心であったが、魚介類の新鮮さや気さくな活気のある雰囲気に惹かれ、近年は町外・県外からの観光客も多く訪れる観光スポットとなっている。

【島ノ川山林】 -大野見地区-


島ノ川山林(大野見地区)

島ノ川(しまのかわ)区域には、良材の宝庫として知られる国有林が存在する。また深山・島ノ川渓谷は、人工林に混じって落葉樹も存在し、紅葉美を誇る渓谷としての顔も持つ。

【桟橋跡】 -久礼地区-


桟橋跡(久礼地区)

桟橋跡は久礼八幡宮前のふるさと海岸に残る。この辺り海岸は、近世・近代期に米や山林資源の積み出しで賑わった。往時を偲ばせる桟橋跡の架台は、久礼が木材や炭の流通で賑わった頃のシンボルである。

【新改集落の石積み田畑】 -大野見地区-


新改集落の石積み田畑(大野見地区)

中土佐町大野見の北部に位置する新改(しんがい)集落には、石積みの棚田や段畑が現存する。大小の石を積み上げた棚田や段畑は、この地の人々の勤勉さを物語っている。

【本町商店街通り】 -久礼地区-


本町商店街通り(久礼地区)

昔の久礼の”銀座通り”と言われ、帰港した漁師達が気前よく賑わった本町商店街通り。久礼において藩政期からの酒造文化を伝え、高知県で最古の酒蔵の『西岡酒造店』は、この本町商店街にある。

【石積み頭首工】 -大野見地区-


石積み頭首工(大野見地区)

下ル川(くだるかわ)川に構築された石積みの頭首工(とうしゅこう)・堰(せき)。中世の頃からそれぞれの時代の様々な資材を用いて修理・保全されてきたが、この頭首工は唯一石積みの頭首工(堰)である。

【鎌田港】 -久礼地区-


鎌田港(久礼地区)

鎌田港は昭和10~30年代に林産物積み出し港として賑わった。大野見・松葉川、北幡の大正・窪川方面および地元の久礼山間部からの木材・炭・薪を阪神・和歌山方面に移出するための港として栄えた。


このページに関するお問い合わせ

教育委員会


〒789-1301 高知県高岡郡中土佐町久礼6663-1
電話:0889-52-2661 

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